【製造・生産技術担当者様へ】
「希望通りの膜厚が出ない」「連続印刷で品質が安定しない」などのお悩みはありませんか?
当社では、微小な印圧コントロールを可能にする高精度スクリーン印刷機の実証テストを実施しています。
▶ 高精度スクリーン印刷機のカタログ・技術資料をダウンロードする
スクリーン印刷で狙い通りの湿潤膜厚(Wet膜厚)を形成するためには、スキージにかける「印圧(スキージ圧)」の適切な設定が不可欠です。
一般的に「印圧を強くかけるほど、インクが押し出されて膜厚が厚くなる」と思われがちですが、実際にはその逆です。スクリーン印刷においては、「印圧を強くかけるほど、かえって膜厚は薄くなる」という物理的特性が存在します。
印圧を極端に高く設定すると、スキージ先端(ゴムエッジ)がスクリーンメッシュに対して強く押し付けられ、過度に潰れた状態で走査されます。
この状態では、メッシュの開口部に保持されるべきインク量がスキージによって過剰に絞り出され(掻き取られ)てしまいます。結果として、基材上に転写されるインクの量が減少し、形成される膜厚が薄くなってしまうのです。
強い印圧をかけると、版の中央部と外周部でたわみ量が変わり、基材全体で膜厚のばらつきが生じます。
メッシュに強い摩擦と引張力がかかることで版が伸び、印刷パターンの寸法精度低下やアライメントズレを引き起こします。
スキージゴムへの負荷が大きくなり、エッジの摩耗や変形が早まるため、連続印刷時の条件維持が困難になります。
「低印圧印刷」とは、スキージがスクリーン版を均一に押し下げ、必要最小限の力で基材へインクを転写させる技術です。
低印圧化を達成することで、版の開口部通りのインク量が素直に転写され、狙い通りの厚い膜厚を均一に再現できるようになります。また、版やスキージへの負荷を最小限に抑えるため、長時間の連続印刷でも安定した品質を維持できます。
印圧を極端に下げすぎるとかすれが発生します。そのため、版と基材が均一に接触する最小の力である「ゼロ点」を見極め、そこから必要最小限の圧力を加える調整が必要です。
はい、変わります。高粘度ペーストは抵抗が大きいため印圧調整がよりシビアになりますが、基本原則として「過度な加圧を避け低印圧を保つ」考え方は同じです。
ミクロン単位の膜厚精度が求められる電子部品や機能性フィルムの印刷では、無駄な加圧を削ぎ落とした低印圧化が必須となります。次ステップとして、低印圧の絶対的な基準となる「ゼロ点」の概念を取り入れることが重要です。
| 製品名 | 主な特長 | リンク |
|---|---|---|
| 高精度低印圧スクリーン印刷機 | 0.01MPa単位での繊細な印圧制御を実現。薄膜〜厚膜まで均一印刷 | 製品詳細・仕様を見る |
| 超高精度マイクロスキージ | エッジ保持力に優れ、低印圧でもインクを正確に掻き切る | 製品詳細・仕様を見る |
【記事監修者情報】
株式会社マイクロ・テック 技術開発部
創業以来、高精度スクリーン印刷機の開発・製造に特化。電子部品、車載用基材、機能性フィルム等の最先端製造プロセスにおいて、低印圧・高精細印刷のソリューションを提供。数十年にわたる実験データと現場ノウハウに基づき、技術情報を発信しています。
適正印圧印刷プロセスの実践に最適のスキージです